5月、子どもの運動会シーズン到来です。お子さまの活躍を応援するのが楽しみな一方で、ひなた整骨院では毎年この時期、「保護者競技で全力疾走したらぎっくり腰になった」「翌朝、布団から起き上がれなくなった」と来院される親御さんが急増します。

普段運動していない大人が、子どもの応援に夢中になって急に体を動かす——この「久しぶりの全力」が体には大きな負担になります。

この記事では、運動会で親が腰をやられる3つの理由と、1ヶ月前から始められる3つの準備、そしてもし痛めてしまった時の対処法までを整骨院の視点でお伝えします。お子さまの晴れ舞台で笑顔の写真を残せるよう、ぜひ参考にしてください。

運動会で親が腰をやられる「3つの理由」

① 久しぶりの全力疾走で筋肉がついていけない

保護者リレーや親子競技で、何年ぶりかに本気で走る——これが最大の原因です。普段デスクワークや家事で同じ姿勢が多い大人の体は、ハムストリングス(太ももの裏)や腰の筋肉が硬く縮こまった状態になっています。

そこに急激な伸展刺激が入ることで、肉離れ・ぎっくり腰・尾てい骨打撲などが一気に起こります。スタートで前に転ぶ動画がSNSで毎年バズるのは、これが理由です。

② 立ちっぱなし応援+撮影姿勢での腰の蓄積疲労

運動会は半日〜1日続きます。その間、立ちっぱなし・地べたに座る・カメラを構える前傾姿勢を繰り返します。地面に座ると骨盤が後ろに倒れ、立ち上がる時に腰に強い負担がかかります。

さらにスマホで撮影するときは前のめりの姿勢になり、首と腰の両方に負担が蓄積。「気づいたら一日中腰を曲げていた」という状態になりがちです。

③ 子どもを抱き上げる・荷物が重い

競技を終えた子どもを抱きしめる、お弁当・水筒・テント・椅子・カメラ機材を運ぶ——運動会の親はたくさんの荷物を移動させなければなりません。

特に注意なのは、地面に置いたものを腰だけで持ち上げる動作です。膝を曲げず腰を曲げて持ち上げると、椎間板に立位の3〜5倍の負荷がかかり、ぎっくり腰の最大の引き金になります。

🏃 運動会で親が痛めやすい部位ベスト5
部位 主なやられ方
全力疾走・荷物の持ち上げでぎっくり腰
太もも裏(ハムストリングス) 急なダッシュで肉離れ
ふくらはぎ つま先重心の走りで肉離れ
首・肩 撮影姿勢の長時間継続で寝違え
久々のジャンプ・全力ダッシュで膝痛

※ 30代後半〜40代に最も多く、特に普段運動習慣のない方が要注意です。

こんなサインが出たら、もうダメージが入っています

運動会当日に出るサイン

翌朝〜2〜3日後に出るサイン(要注意)

翌朝のサインが出たら、放置せずに早めにケアしてください。「ただの筋肉痛」と決めつけて無理を続けると、慢性腰痛や肉離れの再発を繰り返す体になります。

運動会前に始める「3つの準備」

① 1ヶ月前から始める運動会用ストレッチ(毎日5分)

運動会は短期決戦ですが、体の準備は最低3〜4週間かけたいところです。特に重点的にケアするのは「ハムストリングス」「股関節」「お尻」の3つ。

毎日お風呂上がりに5分でOKです。これだけで、運動会当日のケガリスクは大幅に減ります。

② 当日の装備:靴・コルセット・座り方

:普段履き慣れたランニングシューズが鉄則。新品のスニーカーは足のマメ・捻挫の原因になります。サンダルやスリッポンでの保護者リレー参加は厳禁です。

コルセット:腰に不安がある方は、競技参加時のみコルセットで腰を保護しましょう。終日装着はNG(筋力低下を招きます)。

座り方:地べた直座りは骨盤後傾を招きます。折りたたみ椅子・厚めのレジャーシート+クッションを持参して、腰の負担を減らしてください。

③ 当日:競技5分前の入念ウォームアップ

「呼ばれたから即ダッシュ」が一番危険です。出番の5分前から軽いジョギングと動的ストレッチで体温を上げましょう。

恥ずかしくても、これをやるかやらないかで翌日が決まります。

💡 「全力で勝ちにいかない」勇気も大切

保護者競技で本気を出して勝ちたい気持ちはわかりますが、ケガをして翌週仕事を休むほうが家族全員にとって大ダメージです。8割の力で完走を目標にしましょう。お子さまも「お父さん/お母さんが楽しそうに走っていた」という思い出のほうが嬉しいはずです。

運動会前後の「やってはいけない」NG行動

もし痛めてしまったら

運動会当日や翌日に痛みが出た場合、「我慢して2〜3日様子を見る」のは最悪の選択です。受傷直後の72時間(ゴールデンタイム)に適切な処置を受けるかどうかで、回復までの期間が大きく変わります。

① ラクナル整体(骨盤・背骨の調整)

運動会で前傾姿勢が続いた骨盤と歪んだ背骨を整えます。「立ち上がれない」「腰が伸びない」状態の根本にアプローチ。慢性化させないために最初の1〜2週間が勝負です。

② プロテクノPNF(深部への電気治療)

肉離れや筋肉の深部の損傷に、表面のマッサージでは届かないインナーマッスルまで電気で届けて回復を促進します。受傷直後の炎症期から使える非侵襲的な施術です。

③ 吸い玉(カッピング)

運動会で滞った血流を一気に改善します。「翌朝の体の重さ」「全身の筋肉痛」が一段階軽くなる体感を得られます。

🏥 こんな症状があったら必ず整骨院へ
  • 歩くたびに腰や太もも裏に鋭い痛みが走る(肉離れの可能性)
  • 朝起きるのに痛みで時間がかかる状態が3日以上続く
  • 足のしびれが出てきた(神経への圧迫の可能性)
  • くしゃみ・咳で腰に響く(ぎっくり腰悪化の前兆)

こんな方は今のうちにご相談ください

「痛める前のメンテナンス」が一番安く済みます。当日になって慌てるより、今のうちに体を整えておきましょう。

運動会前のメンテナンスはひなた整骨院へ

「ケガしてから」ではなく「ケガしないために」の整体・施術。
運動会当日に最高の笑顔で写真に収まれる体を一緒に整えましょう。