「くしゃみで、ちょっともれた」「下腹だけ戻らない」——産後のこうしたお悩みは、実はとても多いのに、いちばん相談されにくいテーマです。当院にも「ずっと気になっていたけど、何科に行けばいいのか分からなくて」と、産後1年、2年経ってから来られる方が少なくありません。
相談をためらう理由をうかがうと、だいたい同じところに行きつきます。「整骨院で相談していいことなのか分からない」「何をされるのか分からなくて怖い」。この記事では、大阪市東成区・新深江のひなた整骨院が、その2つに正直にお答えします。仕組みの解説ではなく、実際に来ていただいた日の流れの話です。
- 整骨院で相談していい内容なのか、婦人科に行くべきなのかの目安
- 受付から会計まで、当日の6ステップ
- 実際に「何をするか」——触れる場所・触れない場所
- 服装・持ち物・赤ちゃん連れ・費用のこと
まず:整骨院に相談していい内容なのか
結論から言うと、相談していただいて大丈夫です。産後の尿もれや下腹のゆるみには、出産で引き伸ばされた骨盤底筋のゆるみ、骨盤まわりのバランス、そして抱っこや授乳でつくられた姿勢のクセが重なっています。体の使い方と骨盤のバランスを整えることは、整骨院が日常的に行っていることです。
骨盤底筋そのものの仕組みについては、産後の尿もれ・ぽっこりお腹は「骨盤底筋のゆるみ」かもで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
- 痛みを伴う、出血がある
- 何か下がってくる感じ・違和感が強い
- 急に症状が悪化した
- 発熱がある、排尿時に痛みがある
これらに当てはまる場合は、まず婦人科・泌尿器科でみてもらうのが安心です。当院にご相談いただいた場合も、こうしたサインがあれば受診をおすすめしています。「どっちに行けばいいか分からない」という段階のご相談も歓迎です。
当日の流れ——受付から会計まで
受付でお名前を伝えていただき、問診票にご記入いただきます。選択式が中心で、書きたくない欄は空欄でも構いません。「気になること」の欄に「尿もれ」「下腹」など一言だけ書いていただければ十分です。口に出して言いにくい方は、紙に書くだけで大丈夫です。
出産からどのくらい経つか、どんなときに気になるか、ほかに痛いところはないか、といったことをうかがいます。お答えしたくないことは「言いたくないです」で大丈夫です。無理に聞き出すことはしません。周りに聞こえにくいよう、場所と声のトーンにも配慮しています。
立ち姿勢・骨盤の傾き・背骨のカーブ・股関節の動き・呼吸の入り方などを、衣服の上から確認します。「左右で高さが違いますね」「反り腰になっていますね」など、その場で見つかったことをお伝えします。
骨盤まわり・お尻・太もも・背骨まわりを中心に整えていきます。ボキボキと鳴らす施術ではなく、やさしく動かして調整する方法です。産後骨盤矯正をご希望の場合は約20分。痛みや強さは必ず確認しながら進めます。
施術前と何が変わったかを一緒に確認します。そのうえで、ご家庭でできる呼吸や体の使い方を1〜2個だけお伝えします。たくさん課題を出しても続かないので、育児の合間にできることに絞ります。
初回はキャンペーン適用で1,700円(初診料1,000円+窓口料金700円)。整体料3,960円が初回無料になります。次回のご予約は、その場で取っても、後からLINEでも大丈夫です。「また考えます」で帰っていただいて構いません。
ここまででおよそ40〜50分。赤ちゃん連れの場合は様子を見ながら進めるので、多少前後します。
いちばん不安な「何をされるか」について
ここははっきりお伝えしておきます。
- 触れるところ:骨盤まわり、お尻、太もも、背中・腰、お腹の上(衣服の上から手を当てる程度)
- 触れないところ:デリケートゾーンには一切触れません。内部に触れる施術も行いません
- 脱ぐ必要:ありません。衣服の上から施術します
- お声がけ:触れる前に「ここを触りますね」と毎回お伝えします
骨盤底筋そのものを直接どうにかするのではなく、その筋肉が働きやすい体の状態をつくる——これが整骨院のアプローチです。骨盤の傾きを整え、呼吸が入るようにし、抱っこで固まった背中をゆるめる。土台が整うと、骨盤底筋も本来の仕事をしやすくなります。
服装・持ち物・赤ちゃんのこと
- 服装:動きやすい普段着でOK。スカートやタイトなデニムの方には、無料の施術着をお貸しします
- 持ち物:特にありません(健康保険証は自費施術のみの場合は不要ですが、念のためお持ちいただくと安心です)
- 赤ちゃん:ベビーカーのまま院内に入っていただけます。抱っこひもでもOK。キッズスペースや授乳室のご用意はありません
- ご予約:LINEまたはお電話で。LINEなら「産後のことで相談したいです」の一言で通じます
「はじめまして。産後のことで相談したいのですが、○月○日の午前は空いていますか? 赤ちゃんを連れて行きます。」
「今さらかな」と思っている方へ
産後3ヶ月の方も、産後5年の方も来られます。「もう何年も経っているから手遅れ」ということはありません。骨盤まわりの状態や体の使い方は、いつからでも変えていけます。
そして、これは何度でもお伝えしたいことですが——産後の尿もれは、あなたの努力不足のせいではありません。10ヶ月かけて赤ちゃんを支え、出産という大仕事を終えた体に起きる、理由のある変化です。恥ずかしいことでも、我慢すべきことでもありません。
「こんなこと相談していいのかな」——その一言から始めていただければ、あとはこちらでご案内します。