「椅子に座ると尾てい骨がズキッと痛い」「寝返りのたびに恥骨(足の付け根の中央)が痛む」「歩くと足の付け根がつらい」——産後のお母さんから、骨盤まわりの痛みのご相談をよくいただきます。

これらは、出産で大きな負担がかかった恥骨・尾てい骨(尾骨)・仙腸関節まわりの痛みです。多くは時間とともに軽くなりますが、放っておくと腰痛やお尻・股関節の痛みに広がることもあります。原因と、いつまで続くのか、家でできるケアを整理しました。

なぜ産後に恥骨・尾てい骨が痛むの?

妊娠中は、赤ちゃんが産道を通りやすいように「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤をつなぐ靭帯がゆるみます。出産時にはこのゆるんだ骨盤が大きく開き、前側の恥骨結合後ろ側の尾てい骨に強い力がかかります。

産後もリラキシンの影響は数ヶ月続くため、骨盤が不安定なまま。そこへ授乳・抱っこ・横座りなどで左右非対称の負担が重なると、恥骨や尾てい骨まわりの痛みが長引きやすくなります。

📌 産後に恥骨・尾てい骨が痛みやすい理由
  • 出産時に恥骨結合・尾骨へ大きな力がかかった
  • リラキシンで骨盤の靭帯がまだゆるんでいる(産後6ヶ月は特に)
  • 授乳・抱っこ・横座りによる左右アンバランスな負担
  • お腹・お尻まわりの筋力が妊娠中に低下している
  • 硬い床や椅子に長時間座り、尾骨が圧迫される

この痛みはいつまで続く?

個人差はありますが、骨盤の安定とともに産後数週間〜数ヶ月で少しずつ軽くなる方が多いです。ただし、次のような場合は自己判断せず、医療機関での確認をおすすめします。

🏥 まずは受診を優先したいサイン

強い痛みで日常生活が難しい、発熱を伴う、脚のしびれがある——こうした場合は、整骨院より先に産婦人科や整形外科での受診を優先してください。原因を確認したうえで、骨盤ケアを組み合わせていくのが安心です。

家でできるセルフケア5選

① 尾骨に当たらない座り方にする

円座クッションや丸めたタオルを使い、尾てい骨が座面に直接当たらないようにします。浅く腰かけて背もたれに寄りかかるより、骨盤を立てて座ると負担が減ります。

② 横向き寝+膝の間にクッション

あお向けで恥骨や腰がつらいときは、横向きで膝の間にクッションをはさむと骨盤のねじれが和らぎます。寝返りは、いったん膝を立ててから体ごとゆっくり返すと痛みが出にくくなります。

③ 横座り・お尻歩き・急な動作を避ける

ペタンと崩す横座りや、床でのお尻歩きは骨盤に左右差をつくりやすい姿勢です。立ち上がりや抱っこも、反動をつけずゆっくりを心がけましょう。

④ 骨盤ベルトで支える(位置に注意)

ゆるんだ骨盤を支えるのに骨盤ベルトは有効です。ただし位置が高すぎると効果が出にくいことも。恥骨と太ももの付け根の骨(大転子)を結ぶ高さを目安に、痛いときは強く締めすぎないようにします。

⑤ 温めて血流を保つ

骨盤まわりを蒸しタオルや入浴で温めると、こわばった筋肉がゆるみ回復を助けます。冷えると痛みを感じやすくなるので、産後の体は冷やさないことも大切です。

産後、いつから整骨院に行けばいい?

自然分娩の場合

産後1ヶ月検診が終わり、医師からOKが出れば骨盤ケアを始められます。産後1〜6ヶ月はリラキシンの影響で骨盤が動きやすく、整えやすい「黄金期」です。

帝王切開の場合

お腹の傷の回復を優先し、産後2〜3ヶ月を目安に、かかりつけの医師に確認してからご来院ください。

ひなた整骨院の産後骨盤ケアについて

当院では、産後骨盤矯正にラクナル整体(全身調整)を組み合わせ、骨盤だけでなく全身のバランスから整えることで、再発しにくい体づくりをサポートします。

「座るのがつらい」「恥骨の痛みで抱っこがしんどい」「産後の不調を根本から整えたい」という方は、痛みを無理にがまんせず、一度ご相談ください。大阪市東成区・新深江で、産後のお母さんの体をサポートします。

産後の骨盤まわりの痛み、ご相談ください

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